FreshVoiceはANETが開発した企業用のビデオ会議ソリューションです。私はiPadアプリケーションをそのデスクトップバージョンの既存の機能を使用して再設計する、という仕事を任されました。 ここでの課題は、iOSガイドラインの推奨事項に準拠したユーザーインターフェイスを、英語と日本語での一貫したユーザーエクスペリエンスの提供はそのままにして、まったく新しく設計するということでした。
iPad用FreshVoiceでは、iPhoneアプリケーションの再設計プロセスと同じようなガイドラインに従いました。新機能は追加しませんでしたが、より大きな画面上の画面サイズ制限問題や、レイアウトの微妙な違いでいかに類似性をよく表現するか、といった点に特別な注意をはらう必要がありました。
iPhoneアプリケーションの時と同じようなブランディングとデザインコンセプトを使いましたが、達成しようと思ったのは一貫性でした。
iPhoneの再設計の時と同じようにiPadログインも2段階認証システムであることから、類似のデザインパターンに従いました。旧デザインと新デザインの違いを比較してください。
画面サイズが大きくなりましたから、ナビゲーションはiPhone デザイン上で見られるようにハンバーガーメニューの中に押し込むのではなく、画面の左側にピン留めして使いやすくしました。
通話中は、「チェアマン」には最大3回クリックで参加者をもっと追加するオプションが用意されています。ユーザーの旅を短くすることで、生産性を最大限にするようにしました。UIの点でヘッダの色など若干の変更をしました。また呼び出し時間を変え、ユーザーに状態変化を知らせるようにしました。
iPadはアスペクト比が4:3ですので、FreshVoiceのコンパイルされたビデオストリームを完璧に合わせることができました。主にビデオ会議に集中してもらう目的で、 iPhoneの時と似たようなメニュー項目やコール詳細用ナビゲーションを使いました。8人が通話中なのにグリッドが4人しか表示していない場合は、左にスワイプすれば次のページに変わります。
旧デザインと新デザインの比較
iPhone用 FreshVoiceと同じように、この iPadアプリケーションもApp Store(アップストア)リリース前のテストを内部チーム員と一緒に行っている段階です。2016年5月半ばにはテストが完了する予定ですが、早期指標では会議コールの時間が35%伸びたことを示しています。